昨年末の全国高校男子駅伝大会をTVで視聴していて違和感を覚えた。半数近くの生徒が同じ色のシューズを履いている。何があったのかネットで調べてみるとマラソンで日本記録を樹立した設楽・大迫選手が使用していたN社のシューズの影響によるものらしい。年が明け箱根駅伝を自宅で視聴していて眼につくところはやはり足元。なんと出場選手の85%が使用しているとのこと。驚くべきは、新記録のオンパレード。いち早くこのシューズの対策に取り組んだ大学が結果を残す形になったのか。選手の能力はもちろん、このシューズ革命は長距離界に風穴を開けたのは間違いない。というのも2018年箱根駅伝記録を確認してみた。今年、11位の中央学院大学の記録は2018年では2位の記録を上回っていた。今回の箱根駅伝がいかに高速レースだったことがうかがえる。それでも日本の長距離界で世界の頂点に立つのは難しのか、東京国際大学3区ヴィンセト選手はこれまでの記録を2分以上縮める驚異的な区間新記録。これでは太刀打ちできないと思われた方も多いことと思います。せめて靴だけでもメイドインジャパンであって欲しい。